独特の世界観を持つコレオグラファーゾーイ・タトポロス(Zoi Tatopoulos)
一度見たら忘れられない彼女の振付をご紹介!
ダンスの道へ
PROFILE
名 前 | ゾーイ・タトポロス |
英 語 | Zoï Tatopoulos |
誕生日 | 1989年5月10日 |
出 身 | アメリカ カリフォルニア州ロサンゼルス |
@ztato | |
@zoi_tatopoulos | |
Youtube | zoi_tatopoulos |
ゾーイ・タトポロスは4歳でバレエを始め、ダンスコンペの強豪チームに所属し、ジャズ、リリカル、ヒップホップなどの多くのスキルを磨いていきました。その後、15歳の時に、LAからギリシャの首都アテネへと拠点を移します。そこでダンスコンペティション番組「So You Think You Can Dance」のシーズン2に出場し、3位という優秀な成績を残します。
優秀な成績を収めたゾーイは、シーズン3の振付師として採用され、ダンサーではなく振付師として番組に関わることになりました。そこでの活躍が認められミュージックビデオの振り付けや、ミュージカル「Daimones (2013)」のメイン振付師としても抜擢され、少しずつ振付師としての活躍の幅を広げていきます。20歳になったゾーイは、11人のダンサーで構成されたダンスカンパニー「Knockturnall Heads」を立ち上げ、劇場公演のほか、セミナーやワークショップを開催し、ロサンゼルスで学んだジャズスタイルを教えるようになります。
再びロサンゼルスへ
24歳になったゾーイは、再びロサンゼルスに拠点を移し、ダンススタジオ「Adage Dance Center」や「studio13」でダンスコーチとして働き始めます。子ども達にダンスを教えるのが大好きだそうで、教え子達の中にはダンスコンテストで賞を獲得している子も多く、ゾーイ自身も多くの振付賞を受賞しています。現在は主にダンススタジオ「The Rage complex」を中心に、精力的に活動しています。
ダンススタイル
ゾーイのダンススタイルは一言で表すと「奇妙」。非常にユニークでミステリアス、そしてちょっとホラーちっく。一度見たら忘れられないほど、インパクトがあります。アクロバティックなコンテンポラリーダンスの中に、バレエやジャズなど様々なスタイルが融合しており、本当に唯一無二なスタイルではないでしょうか。
両親からの影響
ゾーイのダンススタイルの原点は、やはり家族からの影響が大きいように感じます。父親のパトリック・タトポロスは、ハリウッド映画で活躍しているプロダクションデザイナー兼ディレクターです。
映画「アイ、ロボット」「ダイハード4.0」「スターゲイド」「エイリアンVSプレデター」などのキャラクターのヴィジュアルデザインや特殊メイクなど監修しており、映画「GODZILLA」のデザインをした際は、映画の主人公の学者の名前を「ニック・タトポロス」と父親の苗字が名付けられたことも!
パトリックはフランスとギリシャのハーフで、英語、フランス語、ギリシャ語が堪能とのことで、ゾーイが15歳でギリシャに引っ越したのも、父親の影響が大きいのではないでしょうか。
そして母親は、ハンドメイドで刺繍やビーズなどをあしらった帽子を販売しているデザイナーです。両親は離婚をしていますが、この2人の事を見ていると、ゾーイのダンススタイルも「なるほど!」と思う所があります。
オススメのコレオグラフィービデオ
ゾーイ・タトポロスのコレオグラフィービデオをいくつか紹介!ゾーイ自身はビデオに登場することはありませんが、彼女の世界観を見事に表現しているダンサー達にご注目ください!
ゾーイのアシスタントを務めるベイリー・ホルトをはじめ、常連のケイシー・ライス、ショーン・ルー、そしてアマリ・スミスも登場している豪華なビデオ。
初参戦のアマリはリシア・ミランダのアシスタントを務めるほど実力派のダンサーですが、「ゾーイのクラスを受けるのは勇気がいる」と言うほど、難易度の高い振付です。
首や手首や足首、、全ての関節が一体どうなっているのか、、なぜこの音楽にこの振付が出来上がったのか、、。
ゾーイが創り出す世界観は色々な事が気になりますが、アクロバティックで奇妙なダンスからとにかく目が離せません!
ゾーイのクラスの常連ケイシー・ライス、ショーン・ルーのほか、シャリーズ・グラスも参加。一人ひとりのダンスを見比べると、それぞれの個性が出ているのが面白いです。