これまでに200本以上のミュージックビデオ作品を手掛け、グラミー賞にも輝いたDave Meyers(デイブ・マイヤーズ)監督!!彼が手掛けた素晴らしい作品をご紹介します!
- MV界の巨匠監督
- YouTube再生回数TOP10
- 【第1位】14億回 Shawn Mendes, Camila Cabelo 「señorita」
- 【第2位】13億回 Katy Perry 「firework」
- 【第3位】12億回 Billie Eilish「BAD GUY」
- 【第4位】11億回 Ariana grande 「no tears left to cry」
- 【第5位】10億回 Camila Cabelo 「Havana ft Young thug」
- 【第6位】10億回 Travis Scott 「SICKO MODE ft DRAKE」
- 【第7位】8.7億回 Kendrik Lamar 「HUMBLE. 」
- 【第8位】6.6億回 Katy Perry 「Swish Swish」
- 【第9位】6.1億回 Rihanna 「where have you been」
- 【第10位】4.9億回 Justin Bieber ft Usher「Somebody To LOVE」
- デイブ監督作品を探してみよう
MV界の巨匠監督
※ ED Sheeran Instagramより。MV撮影現場にて。
名 前 | David Charles Meyers (デイビッド・チャールズ・マイヤーズ) |
誕生日 | 1972年10月19日 |
出身地 | アメリカ カリフォルニア州 バークレー |
HP | https://davemeyers.com/ |
@davemeyers |
ミュージックビデオ、コマーシャル制作、映画監督、そしてフォトグラファーとして長年第一線で活躍しているDave Meyers(デイブ・マイヤーズ)。
デイブ監督が映像の世界に興味を持ったのは高校生の時でした。アルバイト先の映画館で映画制作に興味を持ち、将来は映画の世界で働きたいと思うようになりました。そして大学で映画製作について学び、卒業後は映画製作会社で働き始めます。
そこでアカデミー賞にも輝いた1997年公開の映画「Good Will Hunting(グット・ウィル・ハンティング」の監督 Gus Van Sant(ガス・ヴァン・サント)氏と出会い、ガス氏から「ミュージックビデオには大きな可能性があると思う、ミュージックビデオについてもっと追求してみたらどうか」というアドバイスを受け、デイブ監督はミュージックビデオを制作を開始します。
彼がミュージックビデオを手掛け始めた90年代は、Jay-Z(ジェイ・Z)、Outkast(アウトキャスト)、T.I、Ja Rule(ジャ・ルール)などヒップホップアーティスト達の作品が多く、その中でもMissy Elliott(ミッシー・エリオット)とは10作品以上のミュージックビデオでタッグを組んできました。
そして2005年にMissy Elliott(ミッシー・エリオット)の「Lose Control」のミュージックビデオで、初のグラミー賞「最優秀ビデオ賞」を獲得し人気監督へと上り詰めました。
※Dave Meyers Instagramより。ラッパーのDRAKEのMV撮影現場にて。
これまでに多くのヒップホップアーティスト達の作品を手掛けてきましたが、人種的な問題を感じたことはありません。例えばジェイ・Zとアイスキューブでは望むものが違っていましたし、エアロスミスとミック・ジャガーも同じ。ラテン系のシャキーラとJ-Loもそうです。人種ではなく“それぞれが何に情熱を傾け、何を望んでいるのか”というだけなのです。
※ BeBe Rexha Instagramより。Bebe Rexha「i got you」撮影現場にて。
私は1年の間に44作品もミュージックビデオを撮影したことがありました。その時は撮影が私の人生の全てでした。今はもう同じ事をやりたいとは思いませんが、あの1年間は僕にとって素晴らしい1年でした。その年に7つのVMAを獲得して、ステージに上がったアーティストの皆さんが、いつもスピーチで僕に感謝してくれたんです。その当時は忙しくて感じませんでしたが、本当に最高の仕事をした時期だったと思います。
20年以上のキャリアの中でこれまでに制作したミュージックビデオは200作品を超え、数多くの賞を受賞。この20年、彼がミュージックビデオを通して音楽業界を盛り上げた功績は、非常に大きいのではないでしょうか。
YouTube再生回数TOP10
Dave Meyers(デイブ・マイヤーズ)監督作品の中から、YouTube再生回数TOP10をご紹介致します!
【第1位】14億回 Shawn Mendes, Camila Cabelo 「señorita」
※señorita YouTubeより。
同じく再生回数1位に輝いたのは、2019年にリリースされたShawn Mendes(ショーン・メンデス)とCamila Cabelo(カミラ・カベロ)のコラボレーション曲。Billboard Hot 100で1位を獲得し、この年のさまざまなアワードでコラボレーション賞を総なめにしました。
ロサンゼルスで撮影されたミュージックビデオは、レストランで働くウエイトレス役のカミラと、街にやってきた青年ショーンの短い恋物語を描いた内容です。セクシーな内容のビデオは公開1週間で再生回数1億回を突破。
このコラボの後、実際に恋人同士になった2人。デイブ監督が2人の距離をグッと近付けた恋のキューピット役になったのかも。
※ Camila Cabelo instagramより。MV撮影現場にて。
■ MTV Video Music Awards(2019)
最高の撮影技術賞 受賞
【第2位】13億回 Katy Perry 「firework」
※firework YouTubeより。
第2位は2010年にリリースされたKaty Perry(ケイティ・ペリー)のセカンドアルバム「Teenage Dream」からの3枚目のシングル曲で、Billboard Hot 100で1位を記録。
この曲は恐怖や不安から一歩踏み出せない人に対して、あなたの心の火花を灯して一歩踏み出そうというような内容で、ミュージックビデオの中にも「花火」のシーンが沢山出てきます。
ブタペストで撮影されたミュージックビデオには、ヨーロッパのケイティのファン達がエキストラで参加しています。
■ MTV Video Music Awards(2011)
最優秀女性ビデオ賞 受賞
■ MTV Video Music Awards(2011)
最優秀メッセージビデオ賞 ノミネート
【第3位】12億回 Billie Eilish「BAD GUY」
※BAD GUY YouTubeより。
第3位は2019年にリリースされたBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)のファーストアルバム「When We All Fall Asleep, Where Do We Go?」からのシングル曲で、Billboard Hot 100で1位を記録。
ミュージックビデオは歌詞の内容とリンクして鼻血を出すシーンや、エクソシストのようなブリッジシーンなどインパクト大です!このインパクトのあるビデオは音楽評論家からも高い評価を得て、さまざまな賞にノミネートされました。
■ MTV Video Music Awards(2019)
最優秀編集賞 受賞
■ Americans Music Awards(2019)
最優秀ビデオ賞 受賞
■ MTV Europa Music Awards(2019)
ベスト・ビデオ賞 ノミネート
■ Telehit Awards(2019)
ベスト・アングロ・ビデオ賞 受賞
ピープルズ・ベスト・ビデオ賞 ノミネート
■ NRJ Music Awards(2019)
最優秀ビデオ賞 ノミネート
■ People’s Choice Awards(2019)
最優秀ビデオ賞 ノミネート
【第4位】11億回 Ariana grande 「no tears left to cry」
※ no tears left to cry YouTubeより。
第4位は2018年にリリースされたAriana Grande(アリアナ・グランデ)の4枚目のスタジオアルバム「sweetener」からのリードシングル曲。
自身のコンサート後に起きた悲惨なテロ事件から「流す涙はもうない、再び私は立ち上がる」と力強く決意した歌で、Billboard Hot 100で3位を記録しました。
このミュージックビデオは天と地がコロコロと変わるようなシーンが特徴的で、監督のDave Meyers(デイブ・マイヤーズ)は「このミュージックビデオでは、どちらが天でどちらが地だと感じるのか。人それぞれの見当識の曖昧さや世界の複雑さを表現したかった」と語っています。※見当識とは : 季節、時間、場所、人など自分を取り巻く状況を正しく認識する能力
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■ MTV Video Music Awards(2018)
ベストポップビデオ賞 受賞
年間最優秀ビデオ賞 ノミネート
最高の視覚効果賞 ノミネート
最高の撮影技術賞 ノミネート
■ NRJ Music Awards(2018)
年間最優秀ビデオ賞 ノミネート
■ MuchMusic Video Awards(2018)
年間最優秀ビデオ賞 ノミネート
【第5位】10億回 Camila Cabelo 「Havana ft Young thug」
※ Havana YouTubeより。
※ Camila Cabelo instagramより。
第5位は2017年にリリースされたCamila Cabelo(カミラ・カベロ)の「Havana」。この曲はソロデビューアルバム「Camila」のプロモーション曲として発表された後、シングルとして正式に発売されました。
Billboard Hot 100で1位を獲得し、大ヒット!この曲が発表されてからミュージックビデオが出来るまで少し時間がかかった為、先に発表されていたAudio Video版の方は現在までの17億回の再生回数を記録しています。
6分半という短編映画並みの長さですが、カミラの魅力が詰まったミュージックビデオです。
■ MTV Video Music Awards(2018)
年間最優秀ビデオ賞 受賞
最高のポップビデオ賞 ノミネート
■ MTV Europa Music Awards(2018)
年間最優秀ビデオ賞 受賞
■ Americans Music Awards(2018)
年間最優秀ビデオ賞 受賞
【第6位】10億回 Travis Scott 「SICKO MODE ft DRAKE」
※ SICKO MODE YouTubeより。
第6位は2018年にリリースされたTravis Scott(トラヴィス・スコット)の3枚目のスタジオアルバム「Astroworld」からのセカンドシングル。トラヴィスが初めてBillboard Hot 100で1位に輝いた曲です!
Missy Elliott(ミッシー・エリオット)のミュージックビデオを彷彿させるような、とにかく視覚効果が面白くて目が離せません。
■ MTV Video Music Award(2019)
最高のヒップホップビデオ賞 ノミネート
■ BET HIPHOP Award(2019)
最優秀ビデオ賞 ノミネート
【第7位】8.7億回 Kendrik Lamar 「HUMBLE. 」
※ HUMBLE.YouTubeより
第7位は2017年にリリースされたKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の4枚目のアルバム「Damn」からのシングル曲で、Billboard Hot 100など様々なチャートで1位を記録した大ヒット曲。
「HUMBLE」とは「謙虚・控えめ・謙遜する」という意味があり、ケンドリックが育ったコンプトンでの生活と、成功した現在の生活を対比するような内容の歌です。
ミュージックビデオではレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を再現したシーンや、魚眼レンズを使うなどカメラワークが非常に面白いです!
■ Grammy Awards(2018)
最優秀短編ミュージックビデオ賞 受賞
■ MTV Video Music Awards(2017)
最優秀ヒップホップビデオ賞 受賞
最優秀ビデオ賞 受賞
最優秀ビデオディレクション 受賞
最優秀芸術監督賞 受賞
最高の撮影技術賞
最優秀特殊効果賞 受賞
■ BET HIPHOP Awards(2017)
最優秀ビデオ賞 受賞
■ MTV Europa Music Awards(2017)
最高のビデオ賞 受賞
【第8位】6.6億回 Katy Perry 「Swish Swish」
※ Swish Swish YouTubeより
第8位は2017年にリリースされたKaty Perry(ケイティ・ペリー)の5枚目のスタジオアルバム「Witness」からのシングル曲で、Billboard Hot 100で46位を記録。
この曲はコンサートのバックダンサー奪い合いでバトルが勃発したTaylor Swift(テイラー・スイフト)に向けてのディストラックと言われています。
「swish」とはバスケットボールが綺麗にゴールするという意味で、バスケ選手に扮したケイティが相手チームの嫌がらせにも負けず、試合に勝つというような内容です。
■ iHeartRadio Music Awards(2018)
ベスト・ミュージックビデオ賞 ノミネート
【第9位】6.1億回 Rihanna 「where have you been」
※ where have you been YouTubeより。
第9位は2011年にリリースされたRihanna(リアーナ)の 6枚目のスタジオアルバム「Talk That Talk」からのシングル曲で、Billboard Hot 100で5位を記録。
ミュージックビデオでは“私を喜ばせる男性を探している”という内容とリンクして、リアーナ がさまざまな場所を旅している設定です。アマゾン川のような場所から登場したリアーナがさまざまな場所でダンスをするのですが、この年のアワードで最優秀振付賞やパフォーマンス賞も受賞した程ダンスがめちゃくちゃカッコいいです!
■ NRJ Music Awards(2013)
年間最優秀ビデオ賞 受賞
■ MTV Video Music Awards(2012)
最優秀特殊効果賞 受賞
【第10位】4.9億回 Justin Bieber ft Usher「Somebody To LOVE」
※ Somebody To LOVE YouTubeより。
第10位は2010年にリリースされたJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)のデビューアルバム「My World 2.0」からのセカンドシングルで、この曲はBillboard Hot 100で15位を記録。
ビデオでは様々なダンススタイルにジャスティンが挑戦しています。「このビデオには大きなストーリーラインも大勢の出演者も必要なかった。ただグラフィックとダンスに焦点を当てたシンプルなビデオを作りたかった」と話す監督のDave Meyers(デイブ・マイヤーズ)の言葉通り、ダンスが際立ったミュージックビデオになっています。
デイブ監督作品を探してみよう
デイブ監督が手掛けたミュージックビデオには、冒頭か終わりに「DIRECTED by Dave Meyers」と表示されているものが多いです。(表示が無い作品もあります)
一瞬なので見逃してしまいがちですが、注目して見てみると意外と面白いです。ぜひ「DIRECTED by Dave Meyers」探してみてください。