フィフスハーモニーやリアーナなど、多くのアーティストのミュージック・ビデオを手掛けるディレクターDirector X(ディレクターX)をご紹介!!
【名 前】Julien Christian Lutz (ジュリアン・クリスチャン・ルッツ)
【誕生日】1975年10月31日
【出身地】カナダ オンタリオ州 ブランプトン
監督になるまで
※ Director X Instagramより。
Director X(ディレクターX)こと、Julien Christian Lutz (ジュリアン・クリスチャン・ルッツ)は、16歳になるまで、カナダ オンタリオ州 ブランプトンで過ごしました。
将来、映画製作に携わる仕事をしたいアメリカ ニューヨークへと移住。そこで彼はTLC 「No Scrubs」やKanye West(カニエ・ウエスト)「Gold Digger」などを手掛けたミュージック・ディレクターHype Williams(ハイプ・ウィリアムス)の弟子になり、「Little X(リトルX)」という名でキャリアをスタートさせました。
Hype Williams(ハイプ・ウィリアムス)から多くの事を学んだ彼は、その後人気アーティスト達のミュージックビデオを数多く製作し、2015年にはトロントに制作会社「PoppRok」を設立。ミュージック・ビデオだけに留まらず、CM、ドキュメンタリー映画などの製作も手掛けています。
2018年には、これまでの彼の功績が認められ、カナダトロントにある“Walk of Fame”に選ばれました。
「ブランプトンで育った経験は、間違いなく私のキャリアの中で役立ちました。この賞を受賞できてとても光栄です。」
—ディレクターX インタビューより—
YouTube再生回数TOP10
⑩ 5.9億回 Usher featuring Ludacris and Lil Jon 「Yeah」
※ Yeah YouTubeより。
第10位はUsher(アッシャー)とLudacris(ルダクリス)、Lil Jon(リル・ジョン)のコラボ曲「Yeah」
2004年リリースされたアッシャーの4枚目のスタジオアルバム『Confessions』からのリードシングル曲。
この曲はアメリカ ビルボードホット100で12週間連続1位を記録し、2004年に最も長くナンバーワン シングルに輝いた曲に認定されています。
ロサンゼルスのアートギャラリーで、2日間にわたって撮影されたというミュージック・ビデオは、 Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)の「Rock with You)」のMVのレーザー光線にインスピレーションを得て製作されました。
このミュージック・ビデオは、2004年のMTVビデオミュージックアワードで“ベストダンスビデオ賞”と“ベスト男性ビデオ賞”を受賞しました。
⑨ 6.2億回 Iggy Azalea featuring Rita Ora 「Black Widow」
※ Black Widow YouTubeより。
第9位はIggy Azalea(イギー・アゼリア)が Rita Ora(リタオラ)をフィーチャリングした「Black Widow 」
204年にリリースされたイギー・アゼリアのデビューアルバム『The New Classic』からのシングルカット曲。
楽曲制作には歌手の Katy Perry(ケイティー・ペリー)が参加し、アメリカ ビルボードホット100で3位を記録しました。
70年代のカンフー映画や、タランティーノ監督の“キル・ビル”にインスパイアされ製作したミュージック・ビデオは、ロサンゼルスで撮影され、俳優のMichael Madsen(マイケル・マドセン)、Paul Sorvino(ポール・ソルヴィノ)、ラッパーのTIも友情出演しています。
※ Director X Instagramより。
⑧ 8.3億回 Justin Bieber 「Boyfriend」
※ Boyfriend YouTubeより。
第8位はJustin Bieber (ジャスティン・ビーバー)の「Boyfriend」
2012年にリリースしたジャスティンの3枚目のスタジオアルバム『Believe』からのシングルカット曲。
Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)がプロデューサーを務めたこの曲は、アメリカ ビルボードホット100で2位を記録しました。
ミュージック・ビデオは、当初別の監督によって制作されましたが、ミュージックビデオに「明確なコンセプトがなかった」との理由で、ディレクターXによって再撮影されました。
このミュージック・ビデオでは、あどけない少年から大人の男性へと変化を遂げたジャスティンの変化と、当時の恋人Selena Gomez(セレーナ・ゴメス)にそっくりな女性が出演したことで話題を集め、ミュージック・ビデオは、当時24時間で最も多くの視聴回数を記録しました。
⑦ 8.4億回 Little Mix 「Black Magic」
※ Black Magic YouTubeより。
第7位はLittle Mix(リトルミックス)の「Black Magic」
2015年にリリースされたリトルミックスの3枚目のアルバム『Get Weird』からのシングルカット曲。
イギリス シングルチャートを3週間連続でナンバーワンを記録し、アメリカ ビルボードホット100シングルでは6位を記録しました。
ロサンゼルスの南カリフォルニア大学で撮影されたというミュージック・ビデオは、冴えない女子学生に扮したリトルミックスのメンバー達が、魔法でイケてる女性に変身し、自信のない他の学生達にも魔法をかけていくというようなストーリーです。
メンバーのジェイドは「このミュージック・ビデオは、私達がこれまでにやったものとは全然違って、映画のようなミュージック・ビデオになった」とインタビューで語っています。
この曲は、2016年 ブリットアワードで”最高のビデオ賞”にノミネートされました。
※ Director X Instagramより。
⑥ 10億回 Iggy Azalea featuring Charli XCX 「Fancy」
※ Fancy Magic YouTubeより。
第6位はIggy Azalea(イギー・アゼリア)がCharli XCX (チャーリーXCX)をフィーチャリングした 「Fancy」
2014年デビューアルバム『The New Classic』からのシングルカット曲。
この曲はアメリカ ビルボードチャートで1位を記録し大ヒットしたにも関わらず、白人であるゆえに他のラッパー達から、批判を受けてしまいました。
しかしその反面「夏にピッタリの良い曲じゃないか」「私はイギーを守る」「Fancyは黒人と白人の文化の隔たりを変えた1曲だ」など、擁護するラッパー達も現れました。
⑤ 12億回 Rihanna featuring Drake 「Work」
※work YouTubeより。
第5位はRihanna(リアーナ )がDrake(ドレイク)をフィーチャリングした「Work」
2016年リリースした8枚目のスタジオアルバム『Anti』からのリードシングル曲。
ミュージック・ビデオは前半・後半の別れ、別々の監督が撮影するという面白い取り組みになっており、前半はリアーナ のデビュー曲「Pon de Replay 」を手掛けたディレクターXが担当し、後半はTim Erem(ティム・エレム)が担当しました。
ディレクターXが担当したミュージック・ビデオは、カナダ トロントにあるレストランで撮影されました。
カリブ諸島にあるリゾート地をイメージしたという、ミュージック・ビデオは、バルバトス出身のリアーナの雰囲気にピッタリですよね。
そして、後半部分を担当したティム・エレムによるミュージック・ビデオは、ティムとリアーナ、ドレイクの3人でアイディアを出し合い、ピンク色のネオンで染められた部屋で、リアーナとドレイクを隠し撮りしているというようなコンセプトで撮影されました。
このミュージック・ビデオは、2016年 BETアワードで”最優秀ビデオ賞”、同年 MTVビデオミュージックアワードでは”最高の女性ビデオ賞”にノミネートされました。
※ Director X Instagramより。
④ 17億回 Drake 「Hotline Bling」
※ Hotline Bling YouTubeより。
第4位はDrake(ドレイク)の「Hotline Bling」
2016年リリースした4枚目のスタジオアルバム『 Views』からのシングルカット曲
アメリカ ビルボードホット100で2位を記録、
ミュージック・ビデオは、レゲエシンガーSean Paul(ショーン・ポール)の「Gimme The Light 」のミュージック・ビデオにインスパイアされ、光を使ったダンスシーンなどが見所です。
このミュージック・ビデオは、現在までにYouTubeで17億回以上再生されており、サイトで最も視聴されている90本のビデオの中の1つです。
③ 18億回 Rosalía and J Balvin featuring El Guincho 「Con Altura」
※ Con Altura YouTubeより。
第3位はスペインのシンガーソングライターRosalía(ロザリア)と、J Balvin(J バルヴィン)、El Guincho(エル・グインチョ) のコラボ曲「Con Altura」
この曲は、ラテンアメリカを中心とした国で大ヒットを記録し、2019年のベストソング100曲で5位を獲得しました。
飛行機内で撮影されたミュージック・ビデオは、Britney Spears(ブリトニー・スピアーズ)の“TOXIC”と比較されることもありますが、YouTube公開1週間で5億回以上の再生を記録し、2019年のYouTubeで最も視聴された女性ミュージック・ビデオに選ばれました。
※ Director X Instagramより。
② 19億回 Future and Drake 「Life Is Good 」
※ Life Is Good YouTubeより。
第2位はFuture(フューチャー)とDrake(ドレイク)のコラボ曲「Life Is Good」
2020年リリースした8枚目のスタジオアルバム『 High Off Life』からのシングルカット曲。
この曲は“楽しく人生を送るには、仕事をして努力をしないといけない”というメッセージ性のある曲で、アメリカ ビルボードホット 100で2位を記録しました。
ジョージア州 アトランタのマクドナルドなどで撮影されたというミュージック・ビデオには、、21 Savage(21サヴェージ), Mike Will Made-It(マイク・ウィル・メイド・イット), Lil Yachty(リル・ヨッティ)などが、豪華ゲスト陣がカメオ出演しています。
① 25億回 Fifth Harmony featuring Ty Dolla Sign「Work from Home 」
※ Work from Home YouTubeより。
第1位はFifth Harmony(フィフスハーモニー)がTy Dolla Sign(タイ・ダラー・サイン)をフィーチャリングした「Work from Home 」
2016年リリースした『 7/27 』からのリードシングル曲で、アメリカ ビルボードホット100で1位を記録。
実際の建設現場で撮影されたというミュージックビデオは、公開されたわずか8カ月で10億回再生を達成し、2016年で最も視聴されたミュージックビデオになりました。
2016年MTVビデオミュージックアワード ジャパンで”最高のポップビデオ賞”ノミネート、2017年iHeartRadioミュージックアワード”最高のミュージックビデオ賞”を受賞しました。
※ Director X Instagramより。
オフィシャルサイト
