今K-POP界で最も勢いのある振付師の1人LEEJUNG LEE(リジョン/이리정)。若干23歳にして次々とカッコ良い振付を生み出す彼女をご紹介!
【名 前】
Lee Rijung (イ・リジュン/이리정)
英語名 Julia
【誕生日】1998年8月9日
【出身地】韓国
【家族】父 / 母 / 兄弟Jungmin Lee
【好きな食べ物】
ミントチョコレー、ハワイアンピザ、メキシコ料理
【宗教】 クリスチャン
【身長】 約160cm
プロダンサーになるまで
※ LEEJUNG LEE instagramより。
幼少期からWonder Girls(ワンダーガールズ)や少女時代のダンスに憧れていたLEEJUNG LEE(リジョン)は、小学校6年生から中学校までの約4年間は、アメリカ テネシー州にあるクリスチャンスクールThe King’s Academy(キングスアカデミー)でダンス、水泳、スキー、スケートなど様々なスポーツに触れ合いながら育ちました。
その後、韓国に戻ってきたリジョンは、2NE1、BIGBANG、BLACKPINK(現在は移籍)など、人気K-POPアイドルが数多く所属している韓国の大手芸能事務所YGエンターテインメントの子会社“YGX”所属し、16歳でプロダンサーとしてデビュー。
2016年18歳の時に、ダンスコンペティション「BODY ROCK」や「Feedback 2 Show」などで優勝。翌年には、アメリカのNBCで放送されている人気オーディション番組「America’s Got Talent」にも出演しました。
その後、2018年20歳の時に、平昌オリンピックのオープニングセレモニーに出演するなど、プロダンサーとしてのキャリアを確実に重ねながら、振付師としての活動もスタートさせます。
多くのK-POPアイドルの振付を担当
※ LEEJUNG LEE instagramより。
リジョンはこれまでにBLACKPINK、TWICE、ITZYなど多くのK-POPグループの振付を手掛けています。
その多くはニュージーランドで活動する振付師Kiel Tutin(キール・トゥーテン)、アメリカ ロサンゼルスで活躍する振付師Kyle Hanagami(カイル・ハナガミ)らと共作ですが、その素晴らしい振付を何曲かご紹介したいと思います。


SOMI
What You Waiting For
「TWICE」が誕生したオーディション番組『SIXTEEN』に出演した経験もある歌手SOMI(ソミ)。
2020年にリリースされた「What You Waiting For」は、韓国 音楽番組“M countdown”で彼女にとって初のNO.1を獲得した曲で、この頃はリジョンもソミのバックダンサーとして、よく音楽番組に出演していました。
この曲の振付は、キールとBLACKPINKなどの振付を手掛けるKyle Hanagami(カイル・ハナガミ)との共作です。
Dumb Dumb
2021年リリースの「Dumb Dumb」
ミュージック・ビデオは公開1日で再生回数は1,000万回を突破し、tiktokやインスタグラムで振付を真似する「#dumbdumbchallenge」も大いに盛り上がりました。
この曲の振付もキールとの息のあったコンビネーションで仕上がっており、2人の相性の良さが伝わってきます。
YGエンターテインメントが2018年位設立した養成所「X アカデミー」で開催されているワークショップで講師を務めているリジョンは、自身が振付した「Dumb Dumb」を披露しています。
その時の様子がYouTubeにUPされているので、ぜひご覧ください!
TWICE
※ LEEJUNG LEE instagramより。
リジョンはTwice(トゥワイス)の楽曲も多く振付しています。
J.Y.パーク率いるJYPエンターテイメントと、リジョンが所属するYGエンターテインメント(※リジョンは子会社に所属)は、韓国の3大芸能事務所といわれているのですが、事務所の垣根を越えて仕事が出来るとは驚きですね〜
Fancy
2019年リリースされた「Fancy」
メンバー9人のフォーメーションが、どんどん変わっていく面白い振付の曲です。
この曲もKiel Tutin(キール・トゥーテン)との共作ですが、この振付を担当した時、リジョンはまだ21歳でした。21歳という若さでこんな素晴らしい振付を生み出せたとは驚きですよね。
K-POPでは、複数の振付師が共同で振付をすることも多いのですが、それぞれが考えた振付の1番カッコ良い部分を組み合わせて振付が完成します。
リジョンが最初に考えた「Fancy」の振付がインスタグラムで一部公開されていたのでご紹介。
完成後の振付と見比べてみると、どこの振付が採用されたか分かるので面白いです。
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Feel Special
同じく2019年にリリースされた「Feel Special」
この曲はJ.Y.パークが、メンバーがデビューしてから経験したことや感じたことを、メンバー達との話し合ったことをもとに制作した曲です。
TWICEは韓国人、日本人、台湾人で結成された国際的なグループゆえに、彼女達の言動一つひとつに、政治的な解釈を結びつけて批判してくる人達もいます。
辛い経験をしながらも、支えてくれるメンバーや家族、ファンの為にこれからも前を向いて進んでいくという力強いメッセージが込められてるこの曲に、勇気やパワーを貰った人も多いのではないでしょうか。
振付もそんな彼女達の強い心を表したような、とてもカッコ良い振付になっています。
Brakthrough
2019年日本でリリースされた「Brakthrough」
これまで日本でリリースされた楽曲は、元気で可愛らしい雰囲気の曲が多かったですが、この曲辺りから日本でのリリース曲もカッコ良い曲が増えてきましたよね。
MORE&MORE
2020年にリリースされた「MORE&MORE 」
J. Y. パークが作詞を担当し、作曲にはスウェーデンの歌姫Zara Larsson(ザラ・ラーソン)が参加しています。
この曲の振付もキールとの共作で、当時はTwice史上、最も難易度が高い振付と言われました。
I Can’t Stop Me
2020年にリリースされた「I Can’t Stop Me」
この曲の振付は、Beyoncé(ビヨンセ)やCiara(シアラ)の振付を手掛けるJonte Morning(ジョンテ・モーニング)とキールとの共作。
個性の強い3人の振付がよくまとまったなぁと感心してしまいます。リジョンとジョンテの相性も抜群ですよね。
Cry for Me
「CRY FOR ME」はJ.Y.パークと米ロックバンドOneRepublic(ワンリパブリック)のボーカルRyan Tedder(ライアン・テダー)がタッグを組んだ曲。
オフィシャルリリースされた曲ではありませんが、ファンの間では人気の高い楽曲です。
この曲の振付もキールとの共作で、大人でちょっとダークな雰囲気が魅力的です。
KURA KURA
2021年に日本でリリースされた8枚目のシングル「KURA KURA」
振付はTodd Williamson(トッド・ウィリアムソン)と共作です。
この曲は出会った瞬間に恋に落ちてしまい、何も手がつかないという恋心を唄った内容で、サビの“KURA KURA(クラクラ)”とい歌詞に合わせて、頭上で手を交互に重ねていく振付が面白いです。

Alcohol Free
2021年にリリースされた「Alcohol Free 」
この曲はお馴染みのキール、トッド、そしてBritney Spears(ブリトニー・スピアーズ)やJanet Jackson(ジャネット・ジャクソン)など世界的スターのバックダンサーや振付を手掛けるBrian Friedman(ブライアン・フリードマン)と共作です。

ITZY
同じくJYPエンターテイメント所属でTWICEの後輩グループITZY(イッジ)。
デビュー後、新人賞を総ナメにするほど楽曲とダンスのクオリティーが高い実力派のグループです。
女性が憧れるカッコ良さを体現する彼女達は、日本でも人気が高く、今年待望の日本デビューを果たしました。そんな彼女達のカッコ良い楽曲を、リジョンはいくつ手掛けています。
ICY
2019年ファーストミニアルバム『IT‘s ITZY』よりリリースされた「ICY」
この曲は2019年に韓国YouTubeで最も人気のあるミュージックビデオで7位にランクインされました。
間奏のダンスが特にカッコ良い!
Wannabe
2020年セカンドミニアルバム『IT‘s ME』よりリリースされた「Wannabe」
歌い出しの肩ダンスが、日本テレビ「今夜くらべてみました」で取り上げられたこともあり、話題になりましたよね。
何回見てもどうなってるのか、わかりません。
(Mafia)In The Morning
2021年セカンドミニアルバム『GUESS WHO』よりリリースされた「(Mafia) In The Morning」
この曲もキールとの共作です。
彼女達のダンスはいつもカッコ良いですが、さらにカッコ良さが際立つ振り付けとなっています。
BLACKPINK
※ LEEJUNG LEE instagramより。
BLACKPINK(ブラックピンク)のダンストレーナーでもあり、ミュージック・ビデオやステージのバックダンサーとしても活動しているリジョンは、彼女達の楽曲の振付師としても活躍しています。
Lisa「Lalisa」
2021年にリリースしたLisa(リサ)のシングルアルバム『LALISA』のリードシングル「Lalisa」
ミュージック・ビデオは公開されてから、わずか2日で再生回数一億回を突破!K-POPソロアーティストの最短記録を更新するなど、ソロアーティストとしてのリサの注目度を表しました。
こちらの振付もお馴染みのキールと、ハワイ出身の振付師Sienna Lalau(シエナ・ララウ)との共作。ちょっと難しそうだけど、チャレンジしてみたくなるような振付は流石です。
「X アカデミー」で開催されたワークショップでも、自身が振付をした「Lalisa」を披露。
Lisa「Money」
同じく2021年にリリースしたLisa(リサ)のシングルアルバム『LALISA』の収録曲「Money」
この曲は日本人ダンサーRiehata(リエハタ)、そしてキールとの共作です。
K-POP界でダンスの実力がNO.1のリサにピッタリな力強い振付で、ミュージック・ビデオにはリジョンも出演しています。
すでに十分過ぎる程の輝かしいキャリアを築いているリジョンですが、まだ23歳。これからの活躍が楽しみですね!