イギリス出身のダンサー&コレオグラファーとして活躍するKiel Tutin(カイル・トゥーテン)
BLACKPINK、TWICE、ITZYなど多くのK-POPグループの振付を手掛けている天才振付師をご紹介!
カイル・トゥーテンってどんな人?
PROFILE
名 前 | カイル・トゥーテン |
英 語 | Kiel Tutin |
誕生日 | 1995年10月21日 |
出身地 | イングランド |
身 長 | 175cm |
H P | https://www.kieltutin.com/ |
@kieltutin | |
@KielTutin | |
Youtube | KielTutin |
1995年にイングランドで生まれたカイル・トゥーテンは10歳の時に社交ダンスを始め、その後、イギリスからニュージーランドへと移住しました。そして、12歳の時にニュージーランド オークランド出身の女性ヒップホップダンサーだけで結成された団体「ReQuest Dance Crew(通称:ReQuest)」に所属。
このReQuestは「sorority」「Kings」「Royal Family」と呼ばれる複数のダンスチームで構成され、カイルは「sorority(ソロリティ)」チームに所属、チームの中で唯一の男性ダンサーとして注目を集めました。ReQuestは地元のダンスバトルを次々と制覇し、2011年にはダンスの世界選手権で優勝するまで成長しました。
ジェニファー・ロペスとの出会い
2015年20歳で「sorority(ソロリティ)」チームを辞め、歌手のジェニファー・ロペスのバックダンサーとして働き始めます。自分の振付したダンスを仲間に披露していたところ、そのダンスを見たジェニファーのクリエイティブディレクターから「すぐにロサンゼルスへ来てくれ」とスカウトされました。すぐにロサンゼルスへと旅立った彼は、「数週間後にミネアポリスで行われるジェニファーのスーパーボウルハーフタイムショーのステージの振り付けをしてみないか」と提案されたのです。
「ジェニファーのクリエイティブディレクターから連絡が来た3日後にはもうロサンゼルス行きの飛行機に乗っていたよ。小さい頃からジェニファーの音楽に合わせて歌ったり踊ったりしていた僕が、今は彼女にダンスを教えているなんて信じられないよ。」
ー Kiel Tutin インタビューよりー
スーパーボウルハーフタイムショーは大成功をおさめ、カイルはダンサーとしてだけでなく振付師としても活動し始めることになりました。その後、タレントマネージメント会社「3WJ + boy」、プロダンサーチーム「NZX」などの団体を立ち上げ、これまでに世界30か国以上でワークショップを開催。多くのアーティストのステージを担当し、クリエイティブディレクターとしても活躍しています。
多くのK-POPアイドルの振り付けを担当
カイルはK-POPアーティストの曲の振付を数多く手掛けています。ごく一部ですがご紹介します!
アーティスト一覧 | 曲 名 |
BLACKPINK | Kill This Love DDU-DU DDU-DU How You Like That Ice cream Lovesick Girls Pink Venom Shut Down |
JENNIE | SOLO |
ROSÉ | On The Ground |
LISA | LALISA Money SGDJ – Snake, Ozuna, Megan Thee Stallion, LISA of BLACKPINK |
JISOO | FLOWER |
TWICE | Fancy BETTER MORE & MORE I CAN’T STOP ME CRY FOR ME Alcohol Free Celebrate The Feels |
MISAMO | Do not touch |
aespa | Next Level Savage |
SOMI | BIRTHDAY WHAT YOU WAITING FOR Dumb Dumb XOXO |
NiziU | Make You Happy Step and a step Poppin’Shakin’ |
XG | SHOOTING STAR LEFT RIGHT TGIF |
(G)I-DLE | TOMBOY Nxde QUEENCARD SUPER LADY |
itzy | Voltage NOT SHY Mafia In the morning UNTOUCHABLE |
Red Velvet | Feel My Rhythm |
apink | dilemma |
TAEYEON | INVU |
HyunA | GOOD GIRL |
STAYC | SO BAD |
LE SSERAFIM | ANTIFRAGILE Eve, Psyche & The Blueberard’s wife Perfect Night |
TREASURE | BONA BONA |
BABYMONSTER | BATTER UP |
BLACKPINK(ブラックピンク)
カイルはBLACKPINK(ブラックピンク)の曲の振付を数多く手掛けています。グループの曲だけでなく、メンバーのソロ曲の振付も手掛けており、時にはツアーのダンサーとしても参加しています。2023年のワールドツアーやコーチェラフェスにも参加していました!
Kill This Love
2019年発売「Kill This Love」は、米振付師カイル・ハナガミとの共同振付です。
サビの「Let’s kill this love(この恋を終わらせよう)」という歌詞に合わせて、銃を撃つような振付がカッコイイ!
このダイナミックで力強い振付は、2020年 I Heart Radio Awardで”お気に入りの振付賞”を受賞しました。
DDU-DU DDU-DU
2018年にリリースされた「DDU-DU DDU-DU」
K-POPグループの中で最初で最速の10億回再生を記録し話題となったMV。サビの「DDU-DU DDU-DU(トゥドゥトゥドゥ)」に合わせて両手を振る振付がカッコイイ!
How You Like That
1stフルアルバム「THE ALBUM」からのリード曲「How You Like That」
この曲はハワイ出身の振付師シエナ・ララウ、米振付師カイル・ハナガミとの共同振付。メンバーのロゼが「アザができるほど練習した」とインタビューで答えていた程、難易度の高い振付になっています。
カイルのYouTubeチャンネルでは、この振付が出来上がるまでのプロセス動画を公開しています。27分間と非常に長いのですが、振付が出来上がっていく過程がとても面白いです。
プロセスビデオに出演しているダンサー達は世界で活躍している現役プロダンサーなので、プロセスビデオとはいえ、めちゃくちゃカッコいいです。
Ice cream
2020年にリリースした1stアルバム「THE ALBUM」からのセカンドシングル「Ice cream」
いつものカッコいい彼女達の雰囲気とは違って可愛いらしい感じの振付が新鮮です!
Lovesick Girls
メンバーのジェニーが作詞と作曲、ジスが作詞に参加した「Lovesick Girls」
サビの「We Are The Lovesick Girls」という部分で、頭を叩くような振付が歌詞とリンクしていて面白い!
Pink Venom
1年10カ月ぶりの待望の新曲「Pink Venom」
韓国出身の振付師リジョンとハワイ出身の振付師シエナ・ララウ、そしてLA出身のアジア系アメリカ人の振付師タリン・チェンとの共同振付です。
Shut Down
2ndアルバム「BORN PINK」からの収録曲「Shut Down」
この曲を振付したのは韓国出身のLA出身リジョンと米振付師カイル・ハナガミ、そしてLA出身のアジア系アメリカ人の振付師タリン・チェンとの共同振付です。
JENNIE / SOLO
メンバーの中で最初にソロデビューをしたジェニのソロ曲「 SOLO」
ROSÉ / On The Ground
メンバーの中で2番目にソロデビューをしたロゼのソロ曲「On The Ground」
床で円を描くような振付が特徴
LISA / LALISA
メンバーの中で3番目にソロデビューをしたリサのソロ曲「LALISA」
この曲は韓国出身の振付師リジョンと、ハワイ出身の振付師シエナ・ララウとの共同振付です。
LISA / Money
シングルアルバム『LALISA』の収録曲「Money」
この曲は日本人振付師 リエハタと韓国出身の振付師リジョンとの共同振付です。
JISOO / FLOWER
メンバーの中で最後にソロデビューをしたジスのソロ曲「FLOWER」
この曲はカイル・ハナガミとの共同振付で、タイトルの「FLOWER」にちなんで、花が開くような振付が特徴。
TWICE(トゥワイス)
日本でも大人気の多国籍ガールズグループTWICE(トゥワイス)の楽曲も数多く手がけています。デビュー当時は元気で可愛いらしいイメージが強かった彼女達ですが、カイルが振付を担当し始めた2019年頃からアイドルからアーティストへと脱皮した印象があります。
Fancy
2019年にリリースされた「Fancy」
メンバーのフォーメーションがコロコロ変わるので、目が離せません!この曲は韓国出身の振付師リジョンとの共同振付です。
BETTER
2020年にリリースの日本での7thシングル「BETTER」
カイルは時の針をイメージしたサビの部分の振付がお気に入りなんだとか。
MORE & MORE
2020年リリース「MORE & MORE」
韓国出身の振付師リジョンとの共同振付で、メンバーが「これまでのTWICEの楽曲の中で一番難しい振付けだった」と答えているほど、難易度の高い振付になっています。
I CAN’T STOP ME
2020年リリース「I CAN’T STOP ME」
ビヨンセやシアラの振付を手掛けたジョンテ・モーニングと韓国出身の振付師リジョンとの共同振付。サビの部分の腰を振る難易度の高い動きは、メンバーも苦労したそう。
CRY FOR ME
2020年に電撃リリースし、ファンを驚かせた「CRY FOR ME」
この曲は韓国出身の振付師リジョンとの共同振付です。
Alcohol Free
2021年リリース「Alcohol Free」
この曲はブリトニー・スピアーズなどの振付を手掛けたブライアン・フリードマン、「Kura Kura」の振付を手掛けたトッド・ウィリアムソン、韓国出身の振付師リジョンとの共同振付です。
The Feels
2021年にリリースのTWICE初の全編英語歌詞の「The Feels」
この曲は韓国人の振付師ボム・キムとヘリ・パークとの共同振付です。
Celebrate
2022年リリースの日本4thアルバム『Celebrate』のリード曲「Celebrate」
日本デビュー5周年を祝う曲で、クラッカーを鳴らすような振付が素敵!
MISAMO / Do not touch
2023年、日本人メンバーMINA、SANA、MOMOのユニット”MISAMO”の1stミニアルバムからのリード曲「Do not touch」
大人っぽい振り付けが素敵!
aespa(エスパ)
4人組多国籍女性アイドルグループaespa(エスパ)
2020年にデビューし瞬く間にトップアイドルに駆け上がった彼女たちの振付もカイルが手掛けています!
Next Level
2021年にリリースした3枚目のシングル「Next Level」
Savage
同じく2021年にリリースした「Savage」
サビのロボットみたいな動きが面白いです!
SOMI(ソミ)
元I.O.IメンバーでTWICEを生み出したオーディション番組『SIXTEEN』にも参加していたSOMI(ソミ)
現在はソロアーティストとして大人気のソミですが、彼女の振付もカイルがいくつか担当しています。
Dumb Dumb
2021年リリース1stアルバムからのリード曲「Dumb Dumb」
韓国出身の振付師リジョンとの共同振付で、振付を真似する「#dumbdumbchallenge」がSNSで盛り上がりました!
XOXO
同じく2021年リリース「XOXO」
この曲も韓国出身の振付師リジョンとの共同振付で、サビの「XOXO」という歌詞に合わせて、手で「X」と「O」を作っているのが特徴です。
NiziU(ニジュー)
2020年にJYPの合同オーディションプロジェクト「Nizi Project」でデビューしたNiziU
彼女たちの振付もカイルが担当しています!
Make You Happy
2020年リリースのプレデビュー曲「Make you happy」
縄跳びダンスを真似した方も多いのではないでしょうか。真似できそうだけど、少し難しいステップ。その絶妙なラインの振付を考えられるって凄い!
Step and a step
2020年リリースの1stシングル「Step and a step」
「Make you happy」の縄跳びダンスに続き、サビの“うさぎダンス”も話題になりましたね!
Poppin’Shakin’
2021年リリースの2ndシングル「Poppin’Shakin’」
サビの「Need your love」という歌詞に合わせて作る指ハートがとても可愛いです。
XG(エックスジー)
2022年デビューの日本の7人組ヒップホップ/R&BガールズグループXG
彼女たちの振付も担当しました。
Shooting Star
2023年リリースの3rdシングル「Shooting Star」
この曲は韓国で活躍する日本人振付師レナンと、ハワイ出身の振付師シエナ・ララウとの共同振付です。
LEFT RIGHT
2023年リリースの3rdシングルに収録された「LEFT RIGHT」
この曲も韓国で活躍する日本人振付師レナンと、ハワイ出身の振付師シエナ・ララウとの共同振付です。
TGIF
1stミニアルバム『NEW DNA』の収録曲「TGIF」
この曲は韓国で活躍する日本人振付師レナンとハワイ出身の振付師シエナ・ララウとの共同振付です。
PUPPET SHOW
1stミニアルバム『NEW DNA』の収録曲「PUPPET SHOW」
NZ出身の振付師トッド・ウィリアムソンと韓国で活躍する日本人振付師レナンとの共同振付です。
(G)I-DLE(ジーアイドル)
CUBEエンターテインメントから2018年にデビューした5人組のアイドルグループ (G)I-DLE
TOMBOY
2022年1stフルアルバム『I NEVER DIE』の収録曲「TOMBOY」
この曲は韓国の振付師hyunzziniiとの共同振付です。
Nxde
2022年リリースの5thミニアルバム「I love」の収録曲「Nxde」
カイルが振付した中で、一番満足度の高い動きの振付が出来たとか!
Queencard
2023年リリースの6thミニアルバム「I feel」の収録曲「Queencard」
ITZY(イッジ)
2019年にJYPエンターテインメントからデビューした韓国人5人組のガールズグループ ITZY
彼女たちの曲もカイルがいくつか手掛けています。
Not Shy
2021年リリースの3rdミニアルバム「Not Shy」の収録曲「Not Shy」
Mafia In the morning
2021年リリースの4thミニアルバム「GUESS WHO」の収録曲「Mafia In the morning」
この曲は韓国出身の振付師リジョンとの共同振付です。
LE SSERAFIM(ルセラフィム)
ANTIFRAGILE
2022年リリース2ndミニアルバム「ANTIFRAGILE」
6人体制から5人体制へと変わり、強くて新しいルセラフィムを表現したこの曲。
この曲はNZ出身のトッド・ウィリアムソン、そして韓国出身の振付師パク・ソヨン、ライリー・ボーンが振付に関わっています。
Eve, Psyche & The Blueberard’s wife
2023年5月リリース「Eve, Psyche & The Blueberard’s wife」
1stスタジオアルバム『UNFORGIVEN』に収録された楽曲で、新しい世界に進む「成長」を表した内容になっています。
この曲は韓国出身の振付師パク・ソヨンの共同振付です。
Perfect Nightz
2023年10月リリース「Perfect Night」
初の全編英語詞で配信されたシングルで、この曲は韓国出身の振付師パク・ソヨン、そしてイザベル・カピチュレとの共同振付です。
BABYMONSTER(ベビーモンスター)
BATTER UP
2023年11月リリース「BATTER UP」
『BATTER UP』とは、野球の試合で次の打者を審判が呼ぶときのコールサインで、サビの部分でバッターを連想させる振付が特徴です。この曲は韓国出身の振付師チェ・ダソム、イ・ヨンサン、キム・ビョングン、そして米出身の振付師カイル・ハナガミとの共同振付です。